2011年5月6日金曜日

支援後押し印章

東北宮城県登米市に友人で「千葉氏」が住んでいる。
隣町は、今回の大震災で町の大半が壊滅した南三陸町である。
友人と相談した。
友人は、快く賛同した。
同じ町内には、旧鱒淵小学校がある。
南三陸町中瀬地区の人たち122名が不自由な
避難生活をされている。
限定ながら、山桜の小枝がある。
当面の印鑑(銀行印使用可)彫刻支援を決めた。
彫刻第一報は、桜のつぼみもがまだ堅い4/4だった。
特別、予定のなかったGWは、5/5半日を除いて、
工房での彫刻調整と整理に費やした。
乾燥済の山桜は、あと僅かとなった。
印章業界としては、被災された地元同業者への
印材彫刻支援が検討されていると聞く。
支援は、5年10年20年とつづき新たな町を
日本がひとつになって、甦らせることだろう。

2010年5月6日木曜日

一円ひとつ 2

陰と陽のはたらきがあって
ものごとの現象があらわれる。
東洋の思想であると教えられた。

陰と陽を分ける
分析してみることで、
事のなりたちが理解し易い。

身と心、静と動、自他、清濁
どこまでも分析する西洋的部分観に
おちいることなく往きつくところは
ヒトツにつるんで統合することの大切を
忘れてはならない。

元々の根源はヒトツの中心で、
同源から陽的はたらき
陰的はたらきが生じたと、
日本の神話、冒頭にある
「あめつちのはじめ」
から学びとることができる。

”神仏需三教一粒丸”と
「一円融合」は二宮尊徳の訓え。

日本人古来の人生観にうらうちされた
相対する両方を行き交うことで
そこに「ゆらぎ」が生じる。

「生きている」イノチそのもの。

それは「全体観」となる。
大和言葉では「ヒトツ」という。

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2010年4月14日水曜日

一円ひとつ


住所印は円形、一筆書!

輪は環、和、話、円

対話から始り、争いになろうとも、

背を向けて別れようとも行き着くところは輪の中。

めぐりめぐって輪の和の出会い。


オリジナル住所印は円形、輪のカタチ。

次代を担う教育実践素晴らしいつながりが広がる。

掃除に学ぶ、ハガキ道、やまとことば。

若き教職員の間に静かにひろがる。


「一円融合」の報徳の学び、二宮尊徳の教え。

「一円ひとつ」善悪、清濁、強弱、裏表、東西。

すべてはつながる「ひとつ」

「一円ひとつ」と書かせて頂いた。
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2010年2月6日土曜日

未来印













はっ!とするコトバ
時として目に耳に飛び込み
カラダの奥に吸い込んでいく

そんなコトバを体験、体感することがある

その時、そのように、そのコトバが
そこに落ち着く状態に整っていたからだろう。


ある日

感動経営の伝道師「臥龍」さんの
「社長のビタミン・一日一語」メルマガを拝見!
(臥龍さんこと角田さんとは、20年前の出会いになる。)

「未来は今!起きている」

飛び込んできた。

やまとことば、日本の古語に「ナカイマ」がある。
過去があり、未来があり、その真中に現在、イマがある。

イマ、現在が中心。その中に未来も過去も内包している。
そのイマを最高に讃え愛でる、超プラスことばが「ナカイマ」。

イマ!瞬間が最も大事。という日本人古来からの人生観。
「未来は今!起きている」

この言葉にすべてが込められている。

大いに共感し、言霊ハンコにさせていただいた。
「社長のビタミン・一日一語」最新のメルマガ
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2009年10月25日日曜日

一位の枝

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久しぶりの紹介
一位の木、小枝に刻む
北海道産、元林野庁に
お勤めだった。

退職後は、外国資本が
入る怖れのある山林を
自費で買い取り森を守
る。
使命感が伝わる加藤さ
んは、北海道留萌市。

四年前に、HPをご覧に
なったご縁から、活かし
てくださいと、
送って下さった。
赤っぽい木目が何とも
美しい。




今日は
同じ北海道旭川の松村様へ
「哲」の字を刻んで、言霊ハンコに同封して送る。
やはり寒い北国があうようです。オンコは。

東北、北海道では一位の木を「オンコ」とよんでいるそうですよ。
語源は、なんだろう。
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2009年8月21日金曜日

「昭和の印鑑」その三



甦る【昭和の印鑑】より


「慶」

「福々木槌」「松竹梅」「梅に鶯」「龍」など
その他、店内で限定ながら「吉祥絵柄」をご覧頂けます。
21年9月より「趣味の印鑑」としてご希望の文字を彫刻、
お手頃価格にて、ご提供です。
ここでは、「滝昇り鯉」の吉祥縁起についてお伝えしましょう。

鯉は、激流や滝を昇りきって「龍」になれるという中国の
古事「登竜門」から「出世鯉」として、超縁起の良い魚と
されました。

滝を力強くのぼる逞しい生命力は、困難に立ち向かい、
それらを克服して、大きな成功をつかむ「立身出世」の
象徴です。
鯉の頭上には、常(とこ)しえに青く松の枝が張りだして
います。千年松といわれ、古来より「長寿繁栄」のしるし
として尊ばれました。

松と鯉の絵柄は、松鯉(しょうり)=「勝利」に通じる運気
上昇を願うにふさわしい縁起の良い印鑑です。

ようこそ!ありがとうございます。
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2009年8月18日火曜日

「昭和の印鑑」その二



趣味のハンコ(見本)
「日高」「順ko」「義一」
朱色と言えば、朝日を拝む。
日の出の色。

はるかな縄文以来の自然信仰、太陽信仰が
脈々と生きたその時代から、
朱色は、太陽を表す象徴として崇められ、
その彩りのみならず、朱の成分としての
はたらきの重要性も忘れてはならない。

日常の中で、朱色に親しむ
日本人の感性、縄文のこころを取りもどす
糸口とする。

ゆいの「昭和の印鑑」は、趣味の印鑑として
新たに甦ることになる。(上の画像参照)
光を当てたい!昭和の「職人の技」。

■姿を隠した「昭和の印鑑」とは?
印鑑としての、その形、姿は用いる人の分身
であり、その「本体に彫刻を施すことは、傷を
つける」ことであり縁起でもない。・・・・・と
固執し吹聴する後続のメーカーが現れた。

折しも、印相の凶相、吉相がまことしやかに
ひろがりを見せたころであり、いつの間にか
「昭和の印鑑」は、姿を消し、問屋の倉庫で、
長い眠りにつくことになった。

人の手によって、世に産み出されたものは、
最後まで生かし切る勉めを、人は負うべき
であろう。

いや果ての終いには、丁重に「印章供養」を
行なうべき手はずも整えられている。


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2009年8月15日土曜日

「昭和の印鑑」




















甦る「昭和の印鑑」
上の画像は、名付けて「昭和の印鑑」
昭和30年~40年代の短期間に
世の中に登場した。

訳あって、間もなく姿を隠すことになる。
写真のように様々な絵柄が、
側面に刻まれている。

上の絵柄は「滝昇り鯉」
すべて縁起ものの吉祥絵柄が
当時の職人たちにより細密な手彫りが施される。

以来、二度と手彫りで登場すること
はなかった貴重な印鑑。

なぜ?姿を隠したかは・・・また、このつぎに。



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2009年8月9日日曜日

「蒼」

蒼は深い青色。  青々と草、茂るをいう。

「蒼空」は「そら」。 祝ご出産。
初めての命名は「蒼空」とされた。

濃い真っ青の空(そら)は、大地に立って遙かに
人が見渡す天地(あめつち)の天(あめ)をいう。
地(つち)に対しての天(あめ)である。

やまとことばでは、「そら」ともいう。
「そら」は、大地(地球)に添って、反りひろがるようす。

広い空のオゾンに包まれているのが地球であろう。
地球も空も月も、互いに影響を受けながら、
あるようにある、存在。

「おかげさま」、「おたがいさま」の関係ではなかろうか。

もはや、「おかげさま」、「おたがいさま」のコトバは、
日常には、ほとんど聴かれなくなった。

これでいいのだろうか。

これからも、空からのめぐみは無限。

地に生える南天自然木に刻んだ「蒼空」

ありがとうございます。


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2009年7月18日土曜日

ほおずきの木札


うした名物
「ほおずき祭り」は今日から二日間開催される。

オリジナル木札の試作品が完成
表にはホオズキの絵
裏には
  う・・・うれしい
  し・・・しあわせ
  た・・・たのしい
うしたの町のキャッチフレーズが育ちつつある。

併せて、言霊(やまとことば)のはたらく意味を
ご紹介しよう。
  う・・・閉じて内部が充実するようす
  し・・・しっかりしめて統一するようす
  た・・・高く、ひろく多く足る、高貴なようす
この言霊の意味からも「うした」という地名から
その町の進むべきヒント、果たす役割がみえてくるが
いかがでしょう。


ようこそ!ありがとうございます。
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2009年6月30日火曜日

虫のいきたみち




数年前に、岡山県の知人より桃の枝を戴いた。
乾燥も終わり彫刻するつもりだった。

樹皮が一部はがれて浮き上がっていた。
次から次へとはがれる。

虫食いである。
すべてをはがしたのが、上の画像だ。

太い線上から、無数の細かい線上になって
言わば、本体から無数の枝が伸びるように

しかも先にゆくほどに、だんだん太くなる。

まるで、長い時間をかけて成長しながら
移動したかのように。

その緻密な美しさに、捨てがたいものを
感じる。

また、桃の枝は古来より“邪気”を祓う
強力なチカラがあることが知られる。


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