2009年8月21日金曜日

「昭和の印鑑」その三



甦る【昭和の印鑑】より


「慶」

「福々木槌」「松竹梅」「梅に鶯」「龍」など
その他、店内で限定ながら「吉祥絵柄」をご覧頂けます。
21年9月より「趣味の印鑑」としてご希望の文字を彫刻、
お手頃価格にて、ご提供です。
ここでは、「滝昇り鯉」の吉祥縁起についてお伝えしましょう。

鯉は、激流や滝を昇りきって「龍」になれるという中国の
古事「登竜門」から「出世鯉」として、超縁起の良い魚と
されました。

滝を力強くのぼる逞しい生命力は、困難に立ち向かい、
それらを克服して、大きな成功をつかむ「立身出世」の
象徴です。
鯉の頭上には、常(とこ)しえに青く松の枝が張りだして
います。千年松といわれ、古来より「長寿繁栄」のしるし
として尊ばれました。

松と鯉の絵柄は、松鯉(しょうり)=「勝利」に通じる運気
上昇を願うにふさわしい縁起の良い印鑑です。

ようこそ!ありがとうございます。
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2009年8月18日火曜日

「昭和の印鑑」その二



趣味のハンコ(見本)
「日高」「順ko」「義一」
朱色と言えば、朝日を拝む。
日の出の色。

はるかな縄文以来の自然信仰、太陽信仰が
脈々と生きたその時代から、
朱色は、太陽を表す象徴として崇められ、
その彩りのみならず、朱の成分としての
はたらきの重要性も忘れてはならない。

日常の中で、朱色に親しむ
日本人の感性、縄文のこころを取りもどす
糸口とする。

ゆいの「昭和の印鑑」は、趣味の印鑑として
新たに甦ることになる。(上の画像参照)
光を当てたい!昭和の「職人の技」。

■姿を隠した「昭和の印鑑」とは?
印鑑としての、その形、姿は用いる人の分身
であり、その「本体に彫刻を施すことは、傷を
つける」ことであり縁起でもない。・・・・・と
固執し吹聴する後続のメーカーが現れた。

折しも、印相の凶相、吉相がまことしやかに
ひろがりを見せたころであり、いつの間にか
「昭和の印鑑」は、姿を消し、問屋の倉庫で、
長い眠りにつくことになった。

人の手によって、世に産み出されたものは、
最後まで生かし切る勉めを、人は負うべき
であろう。

いや果ての終いには、丁重に「印章供養」を
行なうべき手はずも整えられている。


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2009年8月15日土曜日

「昭和の印鑑」




















甦る「昭和の印鑑」
上の画像は、名付けて「昭和の印鑑」
昭和30年~40年代の短期間に
世の中に登場した。

訳あって、間もなく姿を隠すことになる。
写真のように様々な絵柄が、
側面に刻まれている。

上の絵柄は「滝昇り鯉」
すべて縁起ものの吉祥絵柄が
当時の職人たちにより細密な手彫りが施される。

以来、二度と手彫りで登場すること
はなかった貴重な印鑑。

なぜ?姿を隠したかは・・・また、このつぎに。



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2009年8月9日日曜日

「蒼」

蒼は深い青色。  青々と草、茂るをいう。

「蒼空」は「そら」。 祝ご出産。
初めての命名は「蒼空」とされた。

濃い真っ青の空(そら)は、大地に立って遙かに
人が見渡す天地(あめつち)の天(あめ)をいう。
地(つち)に対しての天(あめ)である。

やまとことばでは、「そら」ともいう。
「そら」は、大地(地球)に添って、反りひろがるようす。

広い空のオゾンに包まれているのが地球であろう。
地球も空も月も、互いに影響を受けながら、
あるようにある、存在。

「おかげさま」、「おたがいさま」の関係ではなかろうか。

もはや、「おかげさま」、「おたがいさま」のコトバは、
日常には、ほとんど聴かれなくなった。

これでいいのだろうか。

これからも、空からのめぐみは無限。

地に生える南天自然木に刻んだ「蒼空」

ありがとうございます。


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